SSブログ

オペラ「セロ弾きのゴーシュ」(2008.7.6同志社大学寒梅館ハーディーホール) [演奏を聴く(仮)]

スキャン0013.jpg
<うたとお芝居のワークショップ終了公演>
 オペラ「セロ弾きのゴーシュ」(原作:宮澤賢治 作曲:林 光)
出演
CLAP2008年度受講生
辻野恵子・広田ゆうみ(演技指導兼任)
スタッフ(講師兼任)
演出:二口大学 
芸術:川上明子
歌唱指導:丸山明子(Sop)
指揮:伊東恵司
伴奏
ピアノ:松井 萌  マリンバ:長田由季
CLAPは2004年より大学学生支援課主催するワークショップ。昨年は同志社コールフリューゲルと共同で合唱劇「どんぐりと山猫」を成功させ今年はオペラに挑戦することになった。 出演者(=受講者)は京都府在住の10~50代の幅広い世代で20数名。大学生も同志社に限らず他大学からも参加していた。従って、同志社大学の施設を核とした地域文化活性化プロジェクトと言ってよいと思う。 オリジナルのこんにゃく座ヴァージョンは出演者は6名(当然一人何役か担当)だが、今回はこんにゃく座の承諾を得て、脇役を細かく振り分け出演者の負担を軽減した。しかし基本主役が出ずっぱりのモノローグオペラに多少の肉付けをしている構図は変わらない。そのような状況で主役を演じきった京大生の奥田君は大健闘と評価して良い。客入りは公演の性格上、地元住民で満員。正に「市民オペラ」を地でいく風情だった。 女子大音楽科ではなく同志社大学内で初と思われる本格的オペラ全幕公演は巧みな構成と出演者の頑張りで鑑賞に耐える出来になった。一部合唱団員がフォローに入っていたがゼロからのスタートであるワークショップを考慮するとこれは驚異的。かつて世界最高峰の市民参加オペラと言われた藤沢市民オペラに、迫ったとは言わないが、グランドオペラだけでなく様々な模索で十分要求を満たせる事が出来る証明にはなったと思う。来年も期待したい。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。