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同志社グリークラブ第111回定期演奏会(2015.12.12 いずみホール) [演奏を聴く(仮)]

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第一ステージ
「Fragments ~特攻隊戦死者の手記による~」
 (作曲:信長貴富)
 指揮:伊東恵司 ピアノ:荻原吉樹
第二ステージ
 男声合唱とピアノのための「初心のうた」
 (作曲:信長貴富 作詩:木島 始)
 指揮:沖村明彦(学指揮)ピアノ:松井 萌

異なる世代の語る同じテーマを同じ作曲者の切り口で提示する好企画。
前者は関西コンクールより冷静な表現になっていた。
後半の内省的表現の切り替えも上手くいったと思う。
後者は世代が下がった分、学指揮の若々しい表現がはまっていたが、
「でなおすうた」のラストを感情的に走らせすぎたのは惜しかった。
第三ステージ
 Songs For Christmas
 指揮:伊東恵司

アラカルトのPOPSステージ。
基本「生真面目で誠実」な印象を持つ今年のメンバーのようで
技術的以上に表現上の問題で一番の苦行になってしまったようだ。
懸命な態度が歌い手から笑顔を消していた。
そう、こんなステージには「笑顔」が余計にいるのだ。
構成上は必要だが、聴衆を楽しませる所まで吹っ切る時間が無かったのかもしれない。
この課題は実は大人の合唱団でも難しい。
吹っ切る事は出来ても自己満足で聴衆が引いてしまうリスクもある。
地味な構成になるが祈りの歌に絞り込んで見る手もあった。
前向きではないし結果論ではあるけれど。

第四ステージ
 無伴奏男声合唱のための「沖縄小景」
 (作曲:瑞慶覧尚子)
 指揮:名島啓太

 沖縄出身の女性作曲家による男声合唱曲という異色作。
 民謡を主題とする作品を大らかに唄い切った。

<アンコール>
・そーらん節 編曲:清水脩(名島)
・Winter Wander Land(伊東)
・こころよ うたえ 作曲:信長貴富(沖村)

ラストナンバーが一番心に響いた。
勿論、技術的破綻もあったのだが
彼らの「歌」に対する考えがストレートに伝わった。

よく言えば「良い子」悪く言えば「指示待ち」の世代だと思う。
自らの考えを出来る範囲で指導者にぶつけるのが課題になる。
イベント完遂も大変大事だがそれだけではない。
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ガガ様のJazz [お気に入りCD]


チーク・トゥ・チーク



<アルバム名>
チーク・トゥ・チーク




<アーティスト>

レディ・ガガ&トニー・ベネット

<曲目>

1. エニシング・ゴーズ
2. チーク・トゥ・チーク
3. ドント・ウェイト・トゥー・ロング
4. 捧ぐるは愛のみ
5. ネイチャー・ボーイ
6. グッディ・グッディ
7. エヴリ・タイム・ウィ・セイ・グッドバイ
8. ファイアーフライ
9. アイ・ウォント・ダンス
10. ゼイ・オール・ラーフト
11. ラッシュ・ライフ
12. ソフィスティケイテッド・レディ
13. レッツ・フェイス・ザ・ミュージック・アンド・ダンス
14. バット・ビューティフル
15. スウィングしなけりゃ意味がない
16. オン・ア・クリア・デイ (ボーナス・トラック)
17. ビウィッチド (ボーナス・トラック)
18. レディーズ・イン・ラヴ・ウィズ・ユー (ボーナス・トラック)
19. ザ・レディ・イズ・ア・トランプ (ボーナス・トラック)


T.ベネットの「デュエットⅡ」で圧倒的なパフォーマンスを聴かせてくれたL.ガガ
今回は彼女側のプロデュースで彼女のコアなファンにもJazzヴォーカルの魅力を伝えようとしたアルバム。
贅沢なくらい御機嫌なバンドと尊敬できるパートナーを迎えベタな名曲を軽快にこなしていく。
過去に名盤があまたあるので実はこれらの新録は最近は無い。かの
彼女自身は女声としてはL.ミネリやB.ストライサンドのような「攻める」タイプ。
しかし二人のメインはミュージカルなのでやはり特異なタイプと言える。
実感するのはJazzもガガのメインレパートリーだと言うこと。
このアルバムの売れ行き次第で次回の期待も出来るかもしれない。

録音も良く初心者向けにもお勧めです。
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第62回東西四大学合唱演奏会(2013.6.23すみだトリフォニーホール) [演奏を聴く(仮)]

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会場は近年の四連の中では最高の音響効果を持った会場。
1800のキャパがほぼ8割の入りであるのにもかかわらず、40~80人の
単独ステージでボリュームが物足りなく感じた団体は一つも無く、合同も
収拾がつかなくなることも無かった。

今回は異例ずくめの演奏会で列挙して見ると・・・
・全て邦人作品
・単独ステージは全てピアノ伴奏付き
・単独ステージの作曲者が全員列席
・通常より開演を一時間前倒し←これは関西在住の私には大変ありがたい判断

四団体の内、三団体のベース系にパワー不足が感じられた
(だからこそピアノ伴奏を選択したのだと思う)
しかし全般的にレベルの高い内容となった。

ではステージ順に(カッコ内は実測オンステ数)

<エール交換>
関学・・・・トップの伸びが凄い。しかし音色は軽いトーンで纏めていた。
早稲田・・・・いつもよりユニゾンがクリアだがここも音色が軽い
同志社・・・・声はよく飛んでいるが、トップが荒れて纏まり辛い
慶応義塾ワグネル男声・・・・唯一重厚なトーンで上手く纏めていた

<関西学院グリークラブ>(76名)
男声合唱組曲『永久ニ』
作詞・作曲 鈴木憲夫
指揮:広瀬康夫 ピアノ連弾:大山まゆみ、渡辺磨奈

TOPはこの20年間で最強。ベース系がついていけなくなりかけているのが課題。


<早稲田大学グリークラブ>(47名)
男声合唱とピアノのための『ことばあそびうた II』
作詞:谷川俊太郎 作曲:新実徳英
指揮:樋本英一 ピアノ:小林功

抑制を効かせる指揮者とは本当に相性が良くない。
アンサンブルは美しいがP系のフレーズが心に響かない。

<同志社グリークラブ>(46名)
男声合唱組曲『風に鳴る笛』
作詞:谷川俊太郎 作曲:高嶋みどり
指揮:伊東恵司 ピアノ:萩原吉樹

声は早稲田より前にきていた。
エールでは荒れ氣味だったTOPも事故のように切れ際が崩れる事はあったが
全般的にはまとまっていた。
何より下3パートのフレージングが素晴らしい。全てのパートがしっかりと唄っていた。
TQPのカサ上げが課題。

<慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団>(42名)
男声合唱のための合唱詩『ふなたび』 【委嘱初演作品】
作詞:宮本益光 作曲:加藤昌則
指揮:佐藤正浩 ピアノ:前田勝則

発声が重厚だが文句無し。委嘱作品はミニカンタート(合唱劇)形式で完璧にこなしていた。

<合同ステージ>
男声合唱のための『おらしょ』カクレキリシタン3つの歌
作曲:千原英喜
指揮:辻博之

この作品は基本コンパクトにメリハリを効かせる曲なので合同には不向き。
テナー系は力技で振り切ったがベース系は力んで纏め切れなかった部分もあつた。

<アンコール>
ピアノと男声合唱のための「ある真夜中に」より
「寂庵の祈り」
(作詩:瀬戸内寂聴 作曲:千原英喜)
Nコンからの曲なので作曲者が思い浮かばないくらいオーソドックスな小品
これも合同にすると重厚すぎる感。
<ステージストーム>
関学・・・Uboj
エールと印象変わらず。
流石にラストはバッチリ決めてくれた。
早稲田・・・斉太郎節
やはり暴発した。
同志社・・・Ain'a That Good News
久々のドーソン編曲のSpiritual、勢いは良い。後はメリハリ。
慶応・・・八木節
男声合唱全体のレパートリー定着を考えると四連では松下耕作品は
あまり演奏されない。軽快に捌こうとしてメリハリがつかなかった。

(追記)
慶応義塾の単独ステージについて詳細に書いたblogを発見
是非、御参考に

「人生ブンダバー」2013年7月8日付
http://blog.goo.ne.jp/katsura1125/e/d5c4dfe92aec808d8a32dabd88a3f6ae
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第61回東西四大学合唱演奏会(2012.7.1武庫川女子大学公江記念講堂) [演奏を聴く(仮)]

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会場は武庫川女子大の正門からすぐ入った位置にあった。
内装は大阪フェスティバルホールを2000人弱のキャパにスケールダウンした感じ。
しかし、舞台と客席の間に学校の講堂ではありがちな小さな幕が下がっていてこれが
上から伸びる響きを完全に遮断してしまう。器楽、講演では問題は無いが、コーラスに
関しては命取りに思えた。

今回、幹事校は関学。
客席は地元ゆえ半分以上関学ファンでほぼ満員。
後日聞いた情報ではリハーサルも大部分振り付けが入る合同がメインとなり、早慶は
このホールの特性を把握しきれずに本番を迎えてしまい、同志社は2011年の武庫女の
クリスマスコンサートに賛助出演すべくこの会場の舞台にのり把握はしていたものの
パワー不足は否めめなかった。

結果、幹事校の関学の思惑通り、自らの単独ステージとプロデュースした合同ステージが
一番カッコよく聴こえる演奏会となった。ここまでやらかしてくれると、ぐうの音も出ない。

では、ステージ順に(カッコ内人数は実測オンステメンバー)

<エール交歓>
慶應義塾ワグネル・・・・纏まっているが、パワー不足
同志社・・・・テナー系が暴走気味だがよく伸びている。ベース系がフォローできるか?
早稲田・・・・人数は最大。いつも通り熱い、しかしテナー系の響きの軽さに違和感在り。
関学・・・・破綻は全く無く「関学トーン復活!」と断言できる。パートバランスも最も優れている。

<慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団>( 29名)
『さすらう若人の歌』
作詞:Gustav Mahler 作曲:Gustav Mahler 
指揮:佐藤正浩 ピアノ:前田勝則  パーカッション:大里みどり

軽めの声でコンパクトに纏める。パーカッション入りは人数を考えると
冒険だが、バランスよく纏めたのは流石、人数の限界を考えると声量不足は
否定できないが好演。

<同志社グリークラブ> (38名)
男声合唱とピアノのための『感傷的な二つの奏鳴曲』
作詞:金子光晴 作曲:高嶋みどり 
指揮:伊東恵司 ピアノ:萩原吉樹

唄いまわしの上手さはダントツ。
流れるが如く「言葉」がどんどん前に湧き出してくる。
思い切ったフレージングなのに、コンクールを意識してアンサンブルは内側に纏めて
いた。「そこまでするならもう一声」と思う飢餓感は感じたが、それは会場を響かせ
切れなかったせいかもしれない。

<早稲田大学グリークラブ> (80名)
男声合唱組曲『御誦』
作曲:大島ミチル 
指揮:田尻真高 
ピアノ:名田綾子  パーカッション:齋藤祥子・今井文香 アルトソロ:牧野真由美

納得できる水準ではあったが悪い意味でバランス重視の「安全運転」に徹した演奏に感じた。
器楽を前に置いて合唱団を舞台の一番奥に置いてしまったのは会場の特性を
考えると、器楽の音が歌声を消すこととなり、配慮が必要では無かったか?

<関西学院グリークラブ> (78名)
合唱による風土記「阿波」
作曲:三木稔
指揮:広瀬康夫

「関学トーン」全開!
最も会場の特性を把握し、故に一番会場を楽器として響かせていた。
<合同ステージ>
ブロードウェイミュージカル“Wicked”より
作詞・作曲:S.Schwarz
編曲:下園大樹・前田勝則・広瀬康夫
指揮:広瀬康夫 ピアノ:細見真理子・市川奈巳

合同としては振り付けも入った極めて完成度の高いミニ・ミュージカルだった。

<ステージストーム>
特に記することは無かった。
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東海メールクワイアー第55回定期演奏会(2012.6.24 愛知県芸術劇場コンサートホール) [演奏を聴く(仮)]

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全作曲:清水 脩

1)男声合唱組曲「月光とピエロ」 作詩:堀口 大学 指揮:伊東 恵司
  (ワンステージメンバー参加ステージ)

20名以上の補強メンバーを公募し若々しい演奏を目指したのだが・・・
曲のイメージが統一できない戸惑いが散見された。
清水作品は世代格差を埋めるのが困難なのかもしれない。

2)男声合唱組曲「青い照明」(1959年委嘱) 作詩:宮澤 賢治 指揮:今井 邦男

3)「阿波祈祷文」(1966年委嘱) 作詩:野上 彰 指揮:伊東 恵司
  「黙示」(1967年委嘱) 作詩:木原 孝一 指揮:今井 邦男

4)男声合唱組曲「朔太郎の四つの詩」より「緑色の笛」(1962年委嘱) 作詩:萩原 朔太郎  
 「湖上」(1963年委嘱) 作詩:中原 中也
 男声合唱組曲「大手拓次の三つの詩」(1960年委嘱)
 指揮:伊東 恵司

5)「智恵子抄」より 作歌・作詩:高村 光太郎
   「梅酒」(1969年委嘱)
   「智恵子抄巻末のうた六首」(1964年委嘱)
   指揮:今井 邦男

アンコール
  「秋だから」
  「富士山作品第拾捌」 作詩:草野心平


第二ステージ以降はオリジナルメンバーで平均年齢は大幅に上がったものの、
曲の意思統一がまとまった演奏になった。

特に「黙示」は「言葉と音楽で世界は動かせる」と根拠も無く確信していた1960年代の
メッセージが舞台上に忽然と再現された凄みを感じる演奏で、この曲はこのメンバー
でしか本質的なものは伝えられないのではないか?と思えてしまった。

このメンバーのこの演奏が聴けて良かった。

素直にそう思えた。

しかし逆に1960年代に頂点を向かえた合唱団の世代交代の
困難さを(勿論、典礼聖歌やトルミスの連続演奏など試みは絶やしてないが)
痛感した演奏会だった。
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大人やね! [お気に入りCD]


デュエッツII



1. ザ・レディ・イズ・ア・トランプ (duet with レディー・ガガ)
2. ワン・フォー・マイ・ベイビー (duet with ジョン・メイヤー)
3. ボディ・アンド・ソウル (duet with エイミー・ワインハウス)
4. ドント・ゲット・アラウンド・マッチ・エニーモア (duet with マイケル・ブーブレ)
5. ブルー・ヴェルヴェット (duet with k.d.ラング)
6. ハウ・ドゥー・ユー・キープ・ザ・ミュージック・プレイング (duet with アレサ・フランクリン)
7. ザ・ガール・アイ・ラヴ (duet with シェリル・クロウ)
8. オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート (duet with ウィリー・ネルソン)
9. フー・キャン・アイ・ターン・トゥ (duet with クイーン・ラティファ)
10. スピーク・ロウ (duet with ノラ・ジョーンズ)
11. ディス・イズ・オール・アイ・アスク (duet with ジョシュ・グローバン)
12. ウォッチ・ホワット・ハプンズ (duet with ナタリー・コール)
13. ストレンジャー・イン・パラダイス (duet with アンドレア・ボチェッリ)
14. 今宵の君は (duet with フェイス・ヒル)
15. イエスタディ・アイ・ハード・ザ・レイン (duet with アレハンドロ・サンス)
16. イット・ハッド・トゥ・ビー・ユー (duet with キャリー・アンダーウッド)
17. ホエン・ドゥ・ザ・ベルズ・リング・フォー・ミー (duet with マライア・キャリー)
18. 星に願いを (duet with ジャッキー・エヴァンコ) (日本盤のみのボーナス・トラック)
19. 霧のサンフランシスコ (duet with ジュディ・ガーランド) (日本盤のみのボーナス・トラック)


1,3、が本当に素晴しい!あの天邪鬼な実力派である二人が、
T.ベネット(「ザ・ヴォイス」F.シナトラが「この俺が金を払って聴く価値のある唯一の歌手」と評した)
の歌唱力を信用して、普段自分のアルバムには絶対に入れないオーソドックスな
作品への見事な対応能力を聴かせてくれる。
この2曲を聴いただけでも満足できる。
2011年全米発では最高のアルバムであると、確信している。
まず、聴いてほしい。


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DOBS特別練習 [歌巡礼]

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グリークラブ卒業30周年記念同窓会(実は言い出しっぺの学年は50周年を敢行)の翌日、来年4月に行われる演奏会の特別練習を行った。まあ集まりやすいと言うことで[手(チョキ)]
メインは「永訣の朝」(作曲:鈴木憲夫)指揮は大分在住の本願寺系の僧侶K君(なので定期的に京都に出張してくるのが、彼に
頼んだ理由の一つ)伴奏は本番の方が呼べなかったので前の週に関西合唱コンクールのシード演奏の関学グリーを爆演で支えたSさん(K君と同期で仲良しでした)にお願いしました。
なかなかの面子が集まり指揮と伴奏に導かれ結果はともかく、明日に希望が持てる練習となりました。
最後に記念撮影。
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体調はよくなかったのですが楽しい練習でした。
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第18回東西四大学OB合唱連盟合唱演奏会(2011.7.Augザ・シンフォニーホール)にて(その2) [歌巡礼]

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さて今回クローバークラブは「水のいのち」をDOBSとOB公募メンバーを加えた「オール同志社」体制
100人で演奏した結果。良くも悪くも実に「らしい」演奏になりました[わーい(嬉しい顔)]
同志社グリーが大好きだった方には御満足頂ける内容だったと思います。

打ち上げは隣接していたホテルプラザが解体工事中なのでホテル阪神福島で行われました。
実はこれを「第2部」と舞台以上に一生懸命歌うメンバーは少なからずいて、今回も

稲門グリー(早稲田OB)斎太郎節
新月会(関学OB)いざたて戦人よ(原語版)
ワグネルOB男声合唱団(慶応OB)最上川舟歌
クローバークラブ(同志社OB)詩篇98

と非常に濃い[るんるん]作品をたっぷりと唄っただけでなく、続いて全員(約300名)で

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関西初演を振った「水のいのち」(男声版)、初演をプロデュースした「四つの仕事歌」を採用され御満悦だった
来賓の日下部先生を再び壇上に上げて
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「秋のピエロ」を振っていただきました。
最後にクローバークラブ指揮者の山下さんが
「一遍やってみたかったので新月会にお許しを頂きました」と・・・・
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「Uboj」を振り、受付の手伝いに来ていた学生が呆然とするくらい(当間先生は悪戯っ子を見るように笑ってました)倍音が壁に染み付くくらい会場に鳴り響きました。

次回は東京。2013年です。
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第18回東西四大学OB合唱連盟合唱演奏会(2011.7.Augザ・シンフォニーホール)にて(その1) [歌巡礼]

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今回、合同演奏にはなんと当間修一先生をお呼びしました。この先生に300名強の男声合唱。
しかも、メンバーの半数以上が先生より年上[わーい(嬉しい顔)]
曲目は「岬の墓」(編曲:福永陽一郎)でした。

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先生はこの異色の組み合わせを結構楽しんでいたみたいです。
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打ち上げパーティーでも「楽しかった」と言い残されたのが印象的でした。
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いい酒を飲んでいただいているようでなによりでした。
出演者(主に当間先生より年下)も刺激を受けた演奏でした。


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第60回東西四大学合唱演奏会(2011.7.3 於 昭和女子大学昭和記念講堂) [演奏を聴く(仮)]

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震災の影響でマネージが出遅れた感があったが、その危機感が良かったのか、観客の動員は最近の中では
多いように感じた。一階席で8割。2階席ではほぼ満員。それではステージ順に。
(カッコ内は実測オンステ人数)

☆今回、帰りの新幹線に乗るため、合同・ステージストーム聴けていません[あせあせ(飛び散る汗)]

(エール交換)

同志社・・・コンパクトにまとめている。TOPは良くも悪くも荒れ気味。
慶応・・・厚いハーモニーでまとめているが、唄い方は消極的。
関学・・・阪神大震災以来、最高の出来。全国コンクール金賞の自信回復は大きい。
早稲田・・・舞台の1/3を占めるボリュームは圧巻!一部で指摘のある学指揮の
       テクニックには確かに疑問を感じる部分もあるが、このメンバーなら
       出来て当然。

1)同志社グリークラブ(30名)
 同声三部合唱とピアノのための組曲「永訣の朝」
  作曲:西村朗 作詩:宮澤賢治
     指揮 伊東恵司 ピアノ 萩原吉樹

「人数の壁」からはまだ突破できないし、4回生は片手でも余るくらい。それでも、言語明瞭でTOPを中心とした
フレージングをしっかりつかんだ「攻める」唄い方を実感した好演。
「指揮者の曲造りが変わった?」と感じた方もいたが、「このメンバーでは攻める唄い方が可能」と判断して
シフトチェンジしたからだと思う。1回生20名が加わったコンクール・定演に期待が持てる。

2)慶応ワグネルソサイェティ男声合唱団(34名)
 「中勘助の詩から」
  作曲:多田武彦 作詩:中勘助
      指揮 佐藤正浩 独唱 小貫岩夫(Ten)

実感するのは少数でも「人数の壁」を突破すると、ここまで声が前に来る事。発声も美しい。
状況描写の細かい多田作品をオペラチックな発声で劇的に料理した。水準以上の快演で
あることには間違いない。
ソリストは同志社グリー出身。コーラスとは対照的に「合唱ソロらしい」繊細な発声・唄いまわし
に唄ったのは微笑ましかった。
余談ながら、終曲のエンディングをソリストがフォローしたのは在りなんだけど、ちょっとだけ「ずるい」と
思ってしまった。それが、終始パートを繊細な音色に纏めようとしているのを含めて。

3)関西学院グリークラブ(50名)
 「青いメッセージ」
  作曲:高嶋みどり 作詞:草野心平
  指揮 広瀬康夫  ピアノ 前田勝則

昨年全国コンクール文部大臣賞受賞で取り戻した自信はやはり大きい。余裕を持った水準以上の快演。
反面、伴奏に乗っかって無難に唄った感も拭えなかった。発声面ではP系がF系より浅く感じ、それが
言葉の緊迫感を削いでいる感覚にとらわれた。

4)早稲田大学グリークラブ(75名)
 「方舟」
  作曲:木下牧子 作詞:大岡信
  指揮 高谷光信 ピアノ 寺本紗綾香

4団体の中で潜在能力は絶大。指揮者はその実力を「搾り出す」と言うより
「適材適所に振分ける」ようにドライブしていった様にみえた。
同志社と対照的だったのは、前者が「言葉を前に出していく」方向性」だったのに対し、
早稲田は「フレーズをしっかり鳴らせば詩が浮かび上がってくる」方向性だった事。
隙は無かったが、文より譜面が浮かび上がってくる演奏で、雄大な音の流れは
圧巻だった。

5)合同 「交響曲第九番合唱付きより第四楽章」
  作曲:ベートーベン 編曲:轟千尋
  指揮 小久保大輔   早稲田大学交響楽団
  ソプラノ 牛津佐和子 アルト 永澤麻衣子 
  テナー 小貫岩夫 バスバリトン 稲垣俊也

残念ながら、時間切れで評価する程聴けなかったので・・・m(_ _)m
代わりにいたく同感した、パンフに書かれた小久保先生による「四連に対する思い」の締めの言葉を転記したい。

(四連&祖父福永陽一郎の思い出・選曲の経緯は省略)
・・・・
破壊は新たな創造を義務づける。肝心なことは、否定や破壊そのものではなく、「これではない」「これでもない」とどこかにあるはずの真実を求めて探求し続ける精神なのだと思う。その探求の中で何かが出現した後、肯定はそれを追ってなされる。暴挙だろうが冒涜だろうが構わないのだ。これまでの四連も快挙、怪挙取り混ぜて様々な挑戦が繰り返されてきた。「その時」にしか歌い得ない真実の声を上げることが、私たちに出来る唯一のことなのである。「人間が生きる喜び」の全てを肯定し、すべての人々と分かち合う、私たちの第九を今宵は高らかに歌いたい。 還暦を迎えてなお、若々しく挑戦し攻め続ける防衛戦を、倒れることなく、いつまでも。


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